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事業概要
趣  旨
 燃料電池は、排熱利用による省エネルギー効果、NOxやSOxなどの排出がほとんどない環境負荷低減効果、エネルギー供給の多様化・石油代替効果を有することから、わが国をはじめ、欧米諸国でも積極的な研究開発が展開されている。2014年4月の「第4次エネルギー基本計画」では、“水素社会”の実現に向けた取組を加速することが謳われ、各種取組を促進するため、同年6月(2016年3月に改訂)に「水素・燃料電池戦略ロードマップ 」を策定、2017年12月には水素の普及と活用に向けた「水素基本戦略」が決定した。さらに、2018年7月の「第5次エネルギー基本計画」及び同年10月の「Tokyo Statement」を踏まえ、各種目標を確実に実現するため、2019年3月には「水素・燃料電池戦略ロードマップ」が新たに策定された。
 定置用燃料電池のうち、家庭用ではさらなるコスト低減に向けた開発や海外への展開が図られ、業務・産業用では実用化に向けた研究開発が進められている。また、運輸分野では、燃料電池自動車が順次発売され、水素ステーションの整備・低コスト化といった課題が顕在化しているものの、水素利用・燃料電池の普及拡大が進展している。加えて、CO2フリー水素の製造・輸送・貯蔵や水素発電など、水素社会実現に向けた取り組みの範囲が拡大し、戦略的イノベーション創造プログラムやNEDO事業等において研究・技術開発が進められている。
 水素エネルギーの利活用に期待がかかる中、燃料電池・FCH部会では、日本最大級の民間による水素・燃料電池コミュニティとして、産学官の研究者・技術者相互の連携を深め、水素社会の実現、水素・燃料電池分野の発展に向けた学術ならびに技術の進歩向上に資する諸活動を展開する。


活動概要
 2020年度は「第5次エネルギー基本計画 (経産省)」「水素戦略会議(経産省) 」等の社会情勢を鑑み、燃料電池分野では高効率化や長寿命化に資する新技術等、水素分野においては海外でのビジネス動向、サプライチェーン(製造・貯蔵・輸送・利活用)に関する実証実験・社会実装動向や、水素発電を含む次世代技術の開発状況等について調査を行う。
 なお、定例研究会は年7回開催し、うち1回は公開シンポジウムとする。



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(一財)大阪科学技術センター
技術振興部
〒550-0004
大阪市西区靱本町1-8-4
TEL : 06-6443-5320
FAX : 06-6443-5319
MAIL :
shoji@ostec.or.jp
hyodo@ostec.or.jp
担当 : 小路 剛史
    /兵藤 紗矢香
     /吉岡 奈美
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